QOL(Quality of Life)研究所の紹介

 「こども心身医療研究所」を開設して10年目の平成7年、QOL(Quality of Life)研究所を開設しました。これは主に、子どもの問題を扱う中で得られた「子どもの問題は親の問題」であるという事を、治療のみならず予防にも応用しようとして考えられた事業です。そして、親の問題はその先代である祖父母の問題と連鎖していることが多いので、これに対しても対応することを目指しています。

 多くの場合、子どもが症状や問題行動で表現したいのは、その家庭や家族の問題であり、それはしばしば何代かに渡って、その家庭に潜在していた問題が「やっと子どもを通して表面に出てきた」と捉えてよいのです。このようなことは、少し早めに気づけば/気をつければ予防できる場合が多いのも事実なのです。

 QOL研究所はこれを企業の場を借りて実施しようという機関です。すなわち、子どもの問題を以下のように捉えて設立させました。

子どもの問題をどのように捉えるか

1.多くの子どもの問題は、善きにつけ悪しきにつけ母親が重要な役割を担っている。
2.母親の精神状態に、夫である父親が最大の影響を与えている(時に祖父母)
3.まじめな父親ほど会社人間で、家庭をあまり重視しない場合がある−会社にとって好ましい?
4.会社は長い目でみれば、「社員が善き家庭人」であることがその業績に影響する
5.善き家庭生活を営むためには、「父親の家庭教育」が必要である
(子どもの問題は家族・家庭の問題であり、間接的に企業の能率を下げている)

 会社人間の多い日本では、時間的・精神的に余裕がない父親が自主的に「父親教育」の講習会などには参加しません。そこで、父親教育を企業内の講習会として行なうことで、「社員を善き家庭人」に育てることで、結果的には企業は利益を得ることになり、社会にも還元できるのです。マスコミを賑わす種々の子どもの事件は、実質的に家庭教育の失敗によりますから、家庭教育に企業が参加することは、社会を健全に保つ社会還元に通じる面もあります。

 家庭のことで人知れず悩み、仕事に身が入らない社員は必ず企業内に居るのです。それを「恥ずかしい」と思うのが日本人の特性で、彼らはさらに悩みを深めていきます。これが仕事の能率を落とし、結果的に企業にかなりの損失を与えていきます。直ぐに不利益を企業が蒙るようなものではありませんが、これと排除するためにも、講習会や早期の相談システムを作ることが最も求められていることと考えています。

 QOL研究所はこの目的のために約10年前に設立させたものです。ご興味をもたれた企業はお問い合わせください。

概要
◆年会費24万円(分割;月2万円)

◆法人会員が主催する研修会・講演会に講師派遣(またはご紹介)

※実施会場は企業内の会議室など。原則として京阪神地区、年2回まで無料
実施会場が遠方の場合、実施回数が年3回以上をご希望の場合は別途相談

◆その他の会員特典
1.企業内での各種事業・イベントへの心身医学的指導など
2.新規事業プロジェクトへの心身医学的指導
3.当研究会主催の「定例学術研究会」「カリヨンセミナー」へのご招待
4.法人会員の社員およびご家族の方の個人的なご相談・診察・診療(保険診療と別途実費が必要)
  (予約優先。また、入院の必要な場合に提携医療機関を紹介)
5.社員や家族の心身の健康に関しての相談などに臨機応変に対応する

◆特色
○公益法人のため、営利目的の活動でなく安心して相談できる
○チーム医療のため相談内容に応じて専門家によるカウンセリングを受けることができる
○小児科医・精神科医・臨床心理士・教員などのスタッフが状況に応じて適切な対応し、それぞれの職種はこの分野での第一人者です(専門医の資格など所持)
○企業外の相談室として気兼ねなく受診できる
○社員およびご家族の方の相談内容は守秘義務により守られる

※ お問合せは、こちらまでお願いします。

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