「小児心身医学の臨床」をお読みになった方々へ

 本書をご愛読下さいまして、誠にありがとうございます。できるだけ適切な表現と誤植の無いようにと心がけ制作したのですが、本が完成された後に、残念ながら誤植や少し意味がとりにくい表現がいくつか発見されております。申し訳ございませんが、下記の訂正をお願いいたします。お手数をおかけしますことをお詫びいたします。

 その他お気づきになられた点がございましたら、メールでお知らせ下されば幸いです。個別にお返事を差し上げることは出来ませんが、読者の皆様にお知らせする必要があると判断した場合には、本欄に掲載致しますので、ご協力をお願いします。厚かましいお願いかもしれませんが、お読みになられた方のお力もいただき、さらに内容を深めたいと思っています。

印刷に便利な訂正表(ワードファイル 34Kb)もご用意しました。右クリックでファイルを保存してご利用下さい。

■ 医師以外でお読みの方々へ
 本書は基本的に小児科医向けですが、医師以外の方々にも役に立つように執筆しております。本文中でも小児科医と強調している個所が多いのですが、基本的にはそれを「教師」「臨床心理士」「カウンセラー」「相談員」と置き換えてくださって意味が通じます。例えばp64の「(8)望ましい小児科医の姿」は「相談・指導者の姿」と置き換えれば、内容的には通用します。しかし、「症例」はすべて医療側の視点で紹介しておりますので、医療の場での「事例」の診かたと考えて、その思考や対応を参考になると考えてお読みください。特にp79〜81の「症例」と第4部のp230〜239「小児科医は子どもに教えられる」で述べている対応はその典型です。あるいはp65の薬味箱18などは臨床心理士には不要な内容になりますが、教師には必要になるなど、少し読み替えをしていただくべき個所もあります。P73の「2心身症の発症仮説/治療の意味」で述べている感覚の重要性は、臨床心理士の場合には医師のようにクライエントの身体に触ることはできませんから、「クライエントの親子関係での感覚・情緒的関係を『心理的関係』と同じように重視しなければならない」と理解してください。

■ 訂正
P.vi  下から2行目 一般的使われ → 一般的使われ
P.x vii 62最後に避けて通れない…269 → 296
P.11  表2の県立こども医療福祉センターの住所が24−12 → 24-3
P.13  薬味箱5 最初の箇所「第4部のP.288で述べる」→ P.287
P.39  右上から4行目 問診表(P.30)→ 問診表(P.30〜31
P.40  左上から3行目 境界性格 → 境界
P.50  左上から11行目 新しい非定形 → 非定
  20行目 「*陽性感情」「陰性感情」は症状の誤りで以下のように改めます
* 陽性症状と陰性症状について:陰性症状とは生態が侵襲を受けることで直接現れる欠落症状をいい、急性錯乱による見当識の障害や、感情の平板化や自発性欠如などを指す。記憶減退や健忘も陰性症状である。これに対して残存している機能の表現や再構成によって生ずる幻覚や妄想などの多彩な体験は陽性症状になる。
P.52  左下から11行目 leaming → learning
P.54  右下から6行目 ふれあいの感覚(P.75)→(P.74
P.61  右上から17行目 捉えられない → 捉えられ
P.70  右上から7行目 境界性格 → 境界
P.92  薬味箱22 左段の3行目「保育所から高校まで」は削除します。
P.101 症例7 上から3行目 表5 → 表
P.109 左上から11行目 直腸結腸反射 → 胃結腸反射
P.136 左上から19行目(P.280)→(P.146
P.167 薬味箱29 右下から6行目 集団である → 集団である
P.174 右下から5行目 人工 → 人
P.176 薬味箱30 右上から11行目 症例1 → 症例16
P.239 薬味箱35 左上から3行目 裏切るほど → 覆すほど
P.246 左上から19行目(P.191)→(P.11
P.250 左下から17行目(P.227)→(P.226
P.250 右上から10行目(P.59)→(P.58
P.251 薬味箱37 左段の最終行 藤沢蘭学 → 藤沢南岳
P.260 薬味箱43 左段13行目(P.273)→(P.271
P.262 薬味箱45 左段8行目(P.185)→(P.285
P.266 薬味箱47 図5の説明 昭和17年(1942年)→ 昭和18年(1943年)
P.281 薬味箱55 最後の林道義『フェミニズムの害虫』→『フェミニズムの害
P.284 薬味箱58 左上から6行目(P.276)→(P.275
P.287 左上から8行目(P.280)→(P.271
P.288 左上から7行目 薬味箱59(P.285)→ 薬味箱58(P.284
    右上から6行目(P.274)→(P.275

■ より判りやすくなるための追加・解説
P.17 薬味箱7 左段最下行 インフォームドコンセントはこれまであまりにも… → これまであまりにも
P.47 右段1)抗不安薬の項目上から3行目「使われる薬剤で」→「使われる薬剤になり
P.92 薬味箱22 左3行目 「保育所から高校まで」→ この節を削る
P.109 右上から2行目 合い方や自己評価の低下を防ぐ → 合い方を相談し、自己評価を防ぐ
P.123 左下最後の行 母親への何らかの「訴え」であると考えられる。遺糞と → 母親への「訴え」であると考えられる。これが遺糞
P.145 薬味箱24 左下から9行目 米国で証明されており(P.279)、それに気づかれている → 米国で証明され、(P.279)気づかれている
P.156 左段上から14行目 これは先にのべた精神遅滞児 → 軽度の精神遅滞児
    右段上から10行目 よくみられている → よくいわれている
    上から16行目の「さらにいじめは…」は改行した方がよい
P.157 左段上から7行目 学校現場で → 残念ながら学校現場で
    薬味箱25 左段9行目 とよばれる動物には単純 → とよばれる単純
    右段最後の(図3)も削ります
P.232 右上から12行目 少し薬物療法に依存するような気配をみせた。→ 薬物療法の効果を認めるような 気配をみせた。
P.236 右上から21行目の最後に次の文を付け加えます。
 『さらに治療者が治したのではなく、患児や家族が自分たちの力でよくなったと自信を持てることが重要である。』
P.243 右上から8行目 収入がよくなります。→ よくなります(P.240)
P.247 右上から11行目 (1)−2 →(1)−2(P.240)
P.252 右上から10行目 浮き彫りにしていく目的で → 浮き彫りにしたいの
P.253 右上から15行目 芯には素因(気質と体質)がある。→ 素因がある。
P.254 右下から2行目 住宅地か、→ 住宅地に住んでいるのか、
P.255 右上から16行目 育てることが大切でなかろうか → 育てることでなかろうか
    右上から22行目 建前(学歴否定など)で → 否定する識者(学歴否定など)が
P.256 左上から17行目 思考をもち、→ 思考を生み
    右上から18行目 てきたことを、改めて → てきているので
P.260 左上から13行目 パラオなどの高い評価 → パラオなどのわが国に対する高い
    右上から17行目 文明になり、現代 → 文明にな
P.261 左上から11行目 必ず罰せられこれが → 必ず罰せられこれが
P.266 右上から7行目 認知を変えて→ 認知を変えて(P.214)
P.267 左上から6行目 表4 → 表4(P.258)
P.270 左上から4行目 根本的に文化の異なる自然共存 → 5行目の「自然征服社会の歴史観」の前に入れます。したがって文章全体は、以下のようになります。
 「これまで述べたように、自然共存の国の歴史に、根本的に文化の異なる自然征服社会の歴史観を」
P.270 右下から10行目 表4 → 表4(P.258)
P.277 右上から10行目 暴君をますます → 暴君(薬味箱53 P.275)
P.278 薬味箱54 右上から5行目 増加したの → 増加したの
P.279 左下から12行目 遅れで出現してきた → 遅れで同じようなことが出現
P.282 左上から5行目 させることの重要性」といった、→ させる」といった
P.284 左下から4〜5行目 「何もかも子ども本意・・・学校には問題がある。」の一文は全て削除
    右上から2行目 意見も根強くあるが → 意見など、その典型であるが
    右上から9行目 個人の能力も → 能力も
P.288 左上から11行目 「種々」は削除します。
    右下から12行目 はないにもかかわらず → の者は持たないにも関わらず
P.289 左上から7行目 しかし → また
    右上から8行目 あると思う → 削る
    右上から13行目 また → 一方
    右上から18行目 また、「教育・・」は改行します
    右上から19行目 規制する → 規制する
    右上から22行目 二面から検証すべき問題 → 二面から校則を検証すべきである
    右下から8行目 日本的思考である → 日本的思考になる
P.290 左上から20行目 がある。→ があるからである。しかし、そこに捉われていては冒頭に述べたように「角を矯めて牛を殺す」ことになる。
P.291 左下から13行目 おいて性差 → おいて性差
P.292 薬味箱61 右上から12行目 になっている現実を → になっている現実(P.281)

■ 新たに付け加えたいもの
P.6の「10 外国での心身医学の発展と現状」の箇所は最後に記載した「心身医学」(朝倉書店)が主な文献になっているために、小児の心身医学の歴史や現状に関しては記述されておりません。これから本欄を通して、少し小児心身医学の諸外国での状況や歴史もお伝えできればと考えています。